フィットネストラッカーの計測データは正確か?正しい数字との付き合い方
フィットネストラッカーの数値はあてにならない?
techtimesというニュースサイトに以下の記事があがっていました。
大雑把に要約すると、
50人以上の人に7つのフィットネストラッカーを同時につけて、エアロビクスなどの3つのエクササイズを30分程度行ってもらい、カロリー消費の計測量の正確さを検証した。その結果、一番良いデバイスで15%程度、もっとも悪いものは40%程度数値ずれがあるという結果がでた
という記事の内容です。精緻に計測した数字とどのデバイスはどの程度ずれていて誤差があることをことさら強調しています。しかしこれは全く持ってポイントを外しています。
正確な数値はいらない。比較できることが大事
誤解を恐れずにいうと計測数値が絶対的に正しい必要はないです。仕事などで定点的に数字を見ている人はわかると思いますが、数字というのは比較した結果を活用することで意味を持ちます。こういったウェアラブル端末の使用者の多くは、自分の生活の管理をして何がしか改善したいという目的で行っています。過去のデータと照らして変化があったかどうか、良くなったのかが分かることが一番大事なのです。
なので、デバイスの計測が多少正確でなかろうと、それが「同じ傾向でずれる」のであれば、昨日の自分、一ヶ月前の自分と比べて、改善できているかがわかるのです。だから上記の記事もどういうズレの傾向があるのか、上振れなのか下振れなのかなどの情報をも載せていたら大変有意義な記事になったとおもいます。数字のズレのクセを読めると、その数字への感覚が精緻についてきます。
数値のクセをつかみ、数値への感覚を作る
数値の感覚を掴むとはたとえば歩数が8000歩といわれた時にこの数字は自分にとって、良いのか悪いのか体がどういう状態かが感覚的に分かる状態にするということです。
これは特に難しくもなく、毎日計測している数字を見ているとなんとなく感覚がつかめてきます。例えばぼくの場合は平日過ごすとup by jawbone計測だと大体8000から9000くらいだとわかってきました。なので一日の目標を10000歩としています。普通に過ごすこと+15分くらい歩くと目標達成できるようにゴール設定。だから6000歩と出ると今日は動いてないな、15000歩だとだいぶ動いたなと数字から判断できるようになります。
計測のクセとして例えば家の中で家事をしていても、腕が動くので歩数は増えるし、逆にベビーカーを押しながら散歩した場合、腕が動かないので全然歩数が増えないあたりは経験的にわかっている。なので、そのあたりを加味しつつ数字を見た時に今日の活動量を理解できるのです。
他の人との比較 はできるのか?ちょっと検証してみた
まとめ
- 数字は絶対的に正しい必要はない。
- その数字のくせを掴み感覚をつくる
- 過去の自分と、周りの友達と数字を比較しよう